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コラム・ブログ : モジュールの著作権表示は削除可能か
(ご意見を頂ければ幸いです 2006.3.16)
UI部の著作権表示の削除については、モジュールによって様々ですので、まずは作者に問い合わせするとよいでしょう。
さて、
このコラムを書くきっかけになったのは、ある事業者さんからお問合せがあったからです。
「海外のモジュールを使いたいのだが、著作権表示部について削除可能かどうか作者に連絡しても返信がない。そこでこちらに問い合わせして回答を頂きたい」とのこと。
1.質問の内容
HTML出力された著作権者の表示をなくしたい
2.モジュール
enterprise-x
3.モジュール元
http://www.wjue.org/
4.ポイント
事業者が会社サイトを受注し、会社案内としてこのモジュールを使いたいのだが、お客様から著作権表示のリンク先が気になるので著作権表示部分を外して欲しいとの要望
表示参考例 google リンク
会社案内サイトのモジュールとして使っているが、最後のところに、下記の署名が表示
Enterprise-X by Wang Jue (wjue)
Themes design by IMAGO:THEMES
5.質問者からの危惧
モジュール開発者の方が中国の方で意思疎通が図りにくい
英語でメールしたが返答なし
6.質問
HTMLで出力された著作権表示部分をHTMLのコメントアウトをしてもいいのかどうか
(GUIで表示されないようにコメントアウトしてもいいのかどうか)
7.見解
皆さんはどのように考えますか。
「瀧澤個人意見」
利用者が著作権表示を消していいのか悪いのかという回答としては、まずは、せっかくですので、著作権所有者に連絡をとってみることをお勧めします。
著作権所有者である開発者に「敬意と謝意を表す」とともに、表示を消したい理由、消すにあたって、もしも費用が発生するのであれば、その費用の支払い方法などを確認するとよいと思います。海外の場合はカンパを受け付ける場合があるので、自分が妥当だと思う金額をカンパする方法もよいと思います。
著作権所有者が今回のenterprise-xの場合のように、開発者の表示とデザイン著作者の表示が複数にわたる場合も同じに考えてよいと思います。
開発者あるいはデザイン著作者からどちらかから了解を得られない場合は、何らかの理由があるので、出来る限り著作権所有者の意向を汲んで表示をするとトラブルは減ります。
なお、あまりないかと思いますが、もしも了解が得られない場合、使わないで、他のモジュールを探すか、自分でモジュールをフォーク、あるいはハックするのも自由(フリー)です。
(なお、今回は、結局、あきらめて、トラブルを避けるため、このモジュールを使わずにtinyDで再構築することになりました)
個人的な感想ですが、XOOPSはGPLライセンスのため、今回の「純粋なGPLライセンス」の上で配布されたモジュールのHTML出力された著作権表示のコメントアウトは、GPLライセンスの契約上はコメントアウトが可能かもしれません。ですが、モジュール発展のために出来るだけ記載していくのが望ましいと考えます。他のXOOPSユーザーにとって、どんなモジュールを使っているのか知る際に、とても参考になります。
なお、GPLは義務ではなく、契約なので、強制力はありません。
個人の趣味のサイトであればあまり問題はないかと思いますが、商用としてXOOPSを使い、クライアント(お客様)に提示する際に削除してくれと言われることもあるかと思いますので、そういう点も含めて、モジュール作者に問い合わせしてみるとよいと思います。
ただし、配布先の国の法律によって解釈が変わるかもしれません。
GPLライセンスでは、ソースの著作権は経緯を辿っていくため削除できませんが、UI部分についての著作権表示の改変(削除を含めて)については、日本ではあいまいです。
XOOPS本家では、UI部分の著作権表示についてはあまり議論されていません。
それは、GPLの真髄が「自由」(フリー)というところにあるからかもしれません。
そして、すべて「自己責任」で「自由」に使う。変更も改変も自己責任において自由。
また、気に入ったら作者に感謝のしるしとして、当然のこととして寄付(カンパ)をする。
モジュール作者は、感謝のメールやカンパによって、モチベーションが高まり、もっと面白いモジュールを開発していく。そんな発展的な文化を感じます。
しかし、日本では、「自己責任」という言葉に拒否反応があるような気がします。
また、モジュール作者への寄付(カンパ)に対しても、「しない、させない、受け付けない」といった雰囲気を感じさせられるのは私だけでしょうか。
カンパで生計を立てる人はあまりいないと思いますが、モチベーションを維持あるいは高めるための「一つの」オプションだと思います。
モジュール作者によっては、寄付を受付されている方もいれば受け付けない方もいます。様々です。
ですので、日本では、冒頭で申し上げたようにUI部分の著作権については、モジュール作者にとってモチベーションを維持できる(あるいは高められる)大切な部分(←人によって重みが違いますが)ですので、まずは問い合わせしてみるのがよろしいかと思います。
注意しなければならないのは、日本におけるGPLの解釈や利用方法については、海外とは少し違っています。(国境のないインターネットの世界ではありえないことなのかもしれませんが、それだけ日本ではモジュール作者の影響力が強く尊重されていると思います)
指摘を受けましたが、「テンプレートは動作上はリソースファイルですので、著作権表示をGPLが保護する著作権表示と見なさない可能性がある」とのこと。
また、「著作権表示」ということに関しては「複製の際」義務付けられていますが、ただ「目立って適切に」(conspicuously and appropriately)というだけでその方法は指定されていないようです。
結局、GPLが適用される著作権の部分については、人によって解釈・見解が違うというところになり、最終的には「自己責任」で対処するということになるのかなと感じます。
なお、今回の質問に関連して、別な話題になりますが、
モジュール本体ソースの内の最初にある権利表示の削除はGPLにもあるように削除出来ないことになっています。これは、元の著作者が誰であり、改変された部分がどうなっていったのかわかるようにするためでもあります。(進化の過程をはっきりとさせるため)
また、もしもモジュールを改変した場合、改変した部分に対して御社の権利を追加して主張することが出来ますが、元のソースに対しての権利表示は消してはいけないことになっています。UIの部分については、先に記載したとおりです。
改変が禁止されているのは、GPLソース自体と「保証の不在」告知の部分です。
なお、xoops に依存しない独立した lib や abstract class、基底 class をのぞく xoops 依存コードは GPL である xoops の派生物になります。つまりそれもまた GPL になります。
本文に一切改変を加えず、この著作権表示を残す限り、この文章全体のいかなる媒体における複製および頒布も許可されます。
この場合についても日本では作者にお問い合わせをしておくことをお勧めします。
GPLライセンスで配布している段階で再配布を了解していると解釈している人もいれば、作者に再度確認しなければならないという人もいます。
モジュールによっては、商用ソフトウエアが混ざっている場合もありますので、その点、注意が必要ですので、作者へ問い合わせしてみるのがよろしいかと思います。(そうした場合はGPLで配布する点で問題ありですが・・)
XOOPS本体がスクラッチされた場合のライセンスについてはこの限りではありません。
そうしたモジュールは実行するまで結合する対象のライセンスは限定できない可能性があるとのことです。
ここからは個人的な希望ですが、モジュール作者への感謝の気持ちを単にモジュールのUI表示のリンクだけに限定するのではなく、寄付(カンパ)や作者を囲んだオフ会による感謝会、書籍などのプレゼントなど、利用者側で様々な動きがあってもいいのになぁと感じます。
(実は、モジュール作者へのアマゾンポイントのプレゼントなどを考えましたが、いろいろとあってやめた経緯があります・・・)
以上、個人的な意見でした。
この回答にあたり、アドバイスを頂いた方々に感謝いたします。
参考
piCalの著作権表示はHackできるか
http://xoopscube.jp/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=5207&forum=11
GPLに関する法的問題の整理(再掲)
オープンソース・ソフトウエアの現状と今後の課題について
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004397/1/030815opensoft.pdf
Q8:著作権侵害の恐れは?
A8:人からコピーをもらっても,人にいくらコピーを渡しても,著作権表示,無保証の表示,GPL契約書をそのまま付けて渡す限り著作権侵害にはなりません。ただし,自分がオープンソース・ソフトウエアだと思っていても第三者の商用ソフトウエアが全く混ざっていないとはいえない場合があり得ます。入手先にその点を十分に確認しましょう。
GNU GPLに関してよく聞かれる質問
http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html
逐語的な複製と頒布について
http://www.gnu.org/licenses/licenses.ja.html#VerbatimCopying
XOOPS本家
Is XOOPS supported software?
http://www.xoops.org/modules/smartfaq/faq.php?faqid=160
What is the GNU/GPL license?
http://www.xoops.org/modules/smartfaq/faq.php?faqid=301
改めて、開発者の方々に心から感謝いたします。
ありがとうございます。
(ご意見を頂ければ助かります。
この記事は今後数回書き換わる可能性がありますので、予めご承知ください。)
(過去記事です) XC公式サイトのフォーラムにて指摘を受けた際のコラムを保存しておきます。
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[2006.2.12 追記修正しました]
モジュールの著作権表示を削除してもいいかどうかという質問がありました。
テンプレートで著作権表示される部分をコメントアウトしたいとのことでした。
GPLライセンスで配布されているモジュールの著作権表示は、削除(コメントアウト)することが可能です。
著作権表示の部分は、GPLライセンスの下で作成されているのであれば、利用者は改変・修正・削除することに問題はありません。
また、GPLライセンスでは、モジュール作者が利用者に改変・修正・削除および再配布を妨げることを禁止しています。
改変・修正・削除を望まないのであれば、GPLライセンスを採用せずに別ライセンスで配布しなければいけません。
しかし、モジュール作者のモチベーションを妨げることになったりするのであれば、作者・ユーザー双方にとってマイナスになります。
利用者が、作者への感謝の気持ちの意味で著作権表示を掲載する(残す)ことが望ましいという形に落ち着くのではと思います。
参考
piCalの著作権表示はHackできるか
http://xoopscube.jp/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=5207&forum=11
【以下 追記修正 (2006.2.12)】
本文に一切改変を加えず、この著作権表示を残す限り、この文章全体のいかなる媒体における複製および頒布も許可されます。
また、商用ソフトウエアが混ざっている場合もありますので、その点、注意が必要です。
なお、XOOPS CubeがXOOPSのスクラッチを完了した場合は、XOOPS Cubeのモジュールのライセンスについてはこの限りではありません。
XOOPS Cubeのモジュールは実行するまで結合する対象のライセンスは限定できない可能性があります。
利用者が著作権表示を消していいのか悪いのかという回答としては、純粋なGPLライセンスで配布されたプログラムの著作権表示の削除(コメントアウト)は、ライセンスの契約上はOKですが、モジュール発展のために出来るだけ記載していくのが望ましいと考えます。
参考
GPLに関する法的問題の整理(再掲)
オープンソース・ソフトウエアの現状と今後の課題について
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004397/1/030815opensoft.pdf
Q8:著作権侵害の恐れは?
A8:人からコピーをもらっても,人にいくらコピーを渡しても,著作権表示,無保証の表示,GPL契約書をそのまま付けて渡す限り著作権侵害にはなりません。ただし,自分がオープンソース・ソフトウエアだと思っていても第三者の商用ソフトウエアが全く混ざっていないとはいえない場合があり得ます。入手先にその点を十分に確認しましょう。
GNU GPLに関してよく聞かれる質問
http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html
逐語的な複製と頒布について
http://www.gnu.org/licenses/licenses.ja.html#VerbatimCopying
XOOPS本家
Is XOOPS supported software?
http://www.xoops.org/modules/smartfaq/faq.php?faqid=160
What is the GNU/GPL license?
http://www.xoops.org/modules/smartfaq/faq.php?faqid=301
改めて、開発者の方々に心から感謝いたします。
ありがとうございます。




